【男性向けシチュボ】お淑やかな担当アイドルに五年越しの片思いを打ち明けられる【フリー台本06】公開

目次

【男性向けシチュボ】お淑やかな担当アイドルに五年越しの片思いを打ち明けられる【フリー台本】

本編

「……あなたに出会った少女の頃より、よほど欲深い女になってしまいました」
昔から支えてきたアイドルに、五年越しの愛を告白されて、返答を迫られるフリー台本。

文字数3200字程度(約10分)
要素#恋愛 #アイドル #純愛 #大人の階段 #年の差
本編(小説ビューワー)
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フリー台本 06

「お淑やかな担当アイドルに五年越しの片思いを打ち明けられる」
……は、は……ぁ、は、い……はい、もう、大丈夫です。落ち着きました。 ライブの余韻が冷めるまで付き添ってくださりありがとうございました、マネージャーさん。 ……はい、今日は節目の日、デビューから五年の記念ライブでしたから、つい張り切ってしまって、終わった途端、この有り様で……申し訳ありません。 あの……まだお時間はございますか……? 私、お話ししたいことがございまして……。 なら、よかったです。あの、……実は。 マネジャーさん、今日の私のライブはどうでしたか? 正直な感想を教えてください。あなたの目から見て、私は世界で一番輝いていましたか? 誰よりも美しく、愛らしい女の子、……アイドルだったでしょうか。 …………そうですか、マネージャーさんから見て、私が一番……。 嬉しい、本当に嬉しいです。 ……少し長くなってしまうんですが、私のお話を聞いてくださいますか……? ええ、そうでした、マネージャーさんはいつだって私のどんな言葉も聞いてくれました。この質問は不要でしたね。 私、今回のライブにとても緊張していました。 五年間の集大成とも言える新曲に、 お祝いの晴れ衣装に、次のステージに一歩踏み出すための振り付け。 全てが初めての試みで、ファンの皆さんには初お披露目ですから、とっても緊張しました。 ほら、というのも……この衣装、 いつもよりも華やかで露出が多いでしょう? 私って、フリルやレースで飾られた。生地が多いドレスが常でしたから。あまりにも新鮮でした。 かわいいパステルカラー、回ると揺れるロングスカート、私のいつもの衣装。大好きですし、着慣れてます。 なので……膝上のミニスカートも、 黒く透けた生地も、セクシーで……私、やっぱり恥ずかしさがぬぐえませんね。 この姿をファンの皆さんに見せたのも、本当はこうしてマネージャーさんの前にいることも、たまらなくくすぐったいぐらいなんです。 あっ、気になさらないでください……! ずっと羞恥心はありましたが……舞台袖でマネージャーさんが見守ってくれてるって思ったら、勇気が出たんです。 だから、ライブも大丈夫だったんですよ。マネージャーさんが心配することはありません。 ええっと、そうです、私の伝えたいこと、まだ途中でしたね。 照れていたのは衣装だけじゃなくて、曲に対してもです。今まで初恋や、両思いのラブソングは歌ってきました。 でも、 こんな……情熱的な、相手を求める熱い歌詞を口にするのは、生まれてこのかたなくて。 最初の頃は、唇に乗せることも躊躇しました。 ボイストレーナーの方にも、「堅い」「思いがこもってない」って注意されてしまって……。 私、この曲を歌えるのかなって、ずっと不安でした。 偽物の、取り繕った演技が、ファンの皆さんに伝わってしまうのではないかって、怖かったんです。 「そんな風には見えなかった」、ですか。 それは……良かったです。私はプロだから、アイドルとして、全力のパフォーマンス以外は見せたくないですし、……マネージャーさんに心配を掛けたくなかった。 曲を頂いた当時は……いつまでも、照れやぎこちなさが残ってしまって、聞かせられたものではなかったんです。 練習を重ねても一向に上手くならず、迷走するばかりで……、悩んでいたとき、ボイストレーナーさんに言われたんです。――素直になりなさい、って。 その言葉をかけられたとき、正直な気持ちを言うと、……私、意味が分からなくて……。 真面目に、一生懸命やっているつもりなのに、何がいけないんだろうって。 家に帰っても、その言葉について考えました。 指導の意図が分からないなんて、マネージャーさんが知ったら、どんな顔をするんだろう。 相談したら、マネージャーさんなら笑って話を聞いてくれるかな。 このまま上手く歌えなかったら、マネージャーさんをがっかりさせちゃうかもしれない。 そんなことばっかり、頭に浮かんで…………私、気が付きました。 寝ても醒めても、……マネージャーさんの顔が浮かんでいたって。 自分の思考を受け止めたとき、今までスポットライトの眩しさで見えていなかったものが見えて、それが心にしっくりハマった気がして……。 次の日の練習で、ぐっと良くなったと言われました。それから、上達の一途を辿ったんですよ。 歌うほどに、歌詞に共感ができて、歌声につやが生まれ…………、熱量を込めることができた。 ええ、そうなんです。もう、気が付いてしまいますよね。 この歌は、先ほどのステージは、……あなたに向けて、歌いました。 届き、ましたかね……? ……自分の思いに素直になったから、今日のあのパフォーマンスができたんです。 この恋に気が付かなければ、殻を破ることはできなかった。感謝しています、マネージャーさん。 わたし、……昔からいい子だって言われてきました。手のかからない大人しい子だって。 教室の隅にいて俯いて、なにか困ったことがあったら頼られて……、音楽の授業のときに歌うことだけが癒やしでした。 こんな私ですから、アイドルになりたいって、両親に伝えたとき、とっても驚かれたんですよ。 目立たない私が、そんなことを言い出すなんて、夢にも思ってなかったみたいで……。 ……それが、ずっと……、私の夢だったのに。 ですが、両親にもいい顔をされなかった夢を、マネージャーさんは応援してくれた。 私と同じぐらい、……いいえ、私よりも全力で支えてくださった。 なりふり構わず働いて、どんな小さなことも、泥臭いこともいとわずに、頑張ってくださった。 「世界一のアイドルになりたい」 こんな子供みたいな夢を笑わず、「なら、なろう」と即答されたとき、私は涙が出そうになるぐらい嬉しかったんです。 大人なのに、子供の私のために全身全霊を尽くして、アイドルを支えてくれる。 私にとって、あなたこそ輝いていました。誰よりもキラキラしていた。 この芸能界で、あなたが一番眩しくって、……私はあなたに手を伸ばして、今まで歌って踊ってきました。 私がトップアイドルに上り詰めていけばいくほど、マネージャーさんと一緒にいられる時間が増えました。 マネージャーさんが、ほかのどのタレントよりも、私を優先してくれているって知っています。 文字通り、人生の大半を費やしてくれている。 ……なのに、……なのに、私は、……もっとを望んでしまった。 私に、マネージャーさんの全てを捧げてほしいんです。 ……あなたに出会った少女の頃より、よほど欲深い女になってしまいました。 アイドルとしてだけじゃなく、もう大人になった私を見て、触って、愛して、ほしい。 戸惑ってますね、マネージャーさん。こんなことを急に聞かされて、当然ですよね。 でも、ごめんなさい。返事を待ってあげられないんです。 アイドルとマネージャーの私達には、二人きりになれるタイミングなんて、そうないですから。 ねぇ、お願いします。 マネジャーさん、もう一度 「似合う」って言ってください。 子どもの頃を脱ぎ捨てて、大人になった私も、美しいと笑いかけて。 お世辞でも社交辞令でもなくて、……マネージャーとしてじゃなくて、あなた個人の言葉が聞きたいんです。 こういう私も、嫌いじゃないですよね………? そして、欲を言うなら……どうか、……すき、だと言ってください。 わたしのマネージャーさん、わたしだけのあなた。 ……世界で一番のアイドルになるなら、これぐらい欲張りじゃないといけませんよね。
本編

……は、は……ぁ、は、い……はい、もう、大丈夫です。落ち着きました。

ライブの余韻が冷めるまで付き添ってくださりありがとうございました、マネージャーさん。

……はい、今日は節目の日、デビューから五年の記念ライブでしたから、つい張り切ってしまって、終わった途端、この有り様で……申し訳ありません。

あの……まだお時間はございますか……? 私、お話ししたいことがございまして……。

なら、よかったです。あの、……実は。

マネジャーさん、今日の私のライブはどうでしたか?

正直な感想を教えてください。あなたの目から見て、私は世界で一番輝いていましたか? 誰よりも美しく、愛らしい女の子、……アイドルだったでしょうか。

…………そうですか、マネージャーさんから見て、私が一番……。

嬉しい、本当に嬉しいです。

……少し長くなってしまうんですが、私のお話を聞いてくださいますか……?

ええ、そうでした、マネージャーさんはいつだって私のどんな言葉も聞いてくれました。この質問は不要でしたね。

私、今回のライブにとても緊張していました。

五年間の集大成とも言える新曲に、 お祝いの晴れ衣装に、次のステージに一歩踏み出すための振り付け。

全てが初めての試みで、ファンの皆さんには初お披露目ですから、とっても緊張しました。

ほら、というのも……この衣装、 いつもよりも華やかで露出が多いでしょう?

私って、フリルやレースで飾られた。生地が多いドレスが常でしたから。あまりにも新鮮でした。

かわいいパステルカラー、回ると揺れるロングスカート、私のいつもの衣装。大好きですし、着慣れてます。

なので……膝上のミニスカートも、 黒く透けた生地も、セクシーで……私、やっぱり恥ずかしさがぬぐえませんね。

この姿をファンの皆さんに見せたのも、本当はこうしてマネージャーさんの前にいることも、たまらなくくすぐったいぐらいなんです。

あっ、気になさらないでください……! ずっと羞恥心はありましたが……舞台袖でマネージャーさんが見守ってくれてるって思ったら、勇気が出たんです。

だから、ライブも大丈夫だったんですよ。マネージャーさんが心配することはありません。

ええっと、そうです、私の伝えたいこと、まだ途中でしたね。

照れていたのは衣装だけじゃなくて、曲に対してもです。今まで初恋や、両思いのラブソングは歌ってきました。

でも、 こんな……情熱的な、相手を求める熱い歌詞を口にするのは、生まれてこのかたなくて。

最初の頃は、唇に乗せることも躊躇しました。

ボイストレーナーの方にも、「堅い」「思いがこもってない」って注意されてしまって……。

私、この曲を歌えるのかなって、ずっと不安でした。

偽物の、取り繕った演技が、ファンの皆さんに伝わってしまうのではないかって、怖かったんです。

「そんな風には見えなかった」、ですか。

それは……良かったです。私はプロだから、アイドルとして、全力のパフォーマンス以外は見せたくないですし、……マネージャーさんに心配を掛けたくなかった。

曲を頂いた当時は……いつまでも、照れやぎこちなさが残ってしまって、聞かせられたものではなかったんです。

練習を重ねても一向に上手くならず、迷走するばかりで……、悩んでいたとき、ボイストレーナーさんに言われたんです。――素直になりなさい、って。

その言葉をかけられたとき、正直な気持ちを言うと、……私、意味が分からなくて……。

真面目に、一生懸命やっているつもりなのに、何がいけないんだろうって。

家に帰っても、その言葉について考えました。

指導の意図が分からないなんて、マネージャーさんが知ったら、どんな顔をするんだろう。

相談したら、マネージャーさんなら笑って話を聞いてくれるかな。

このまま上手く歌えなかったら、マネージャーさんをがっかりさせちゃうかもしれない。

そんなことばっかり、頭に浮かんで…………私、気が付きました。

寝ても醒めても、……マネージャーさんの顔が浮かんでいたって。

自分の思考を受け止めたとき、今までスポットライトの眩しさで見えていなかったものが見えて、それが心にしっくりハマった気がして……。

次の日の練習で、ぐっと良くなったと言われました。それから、上達の一途を辿ったんですよ。

歌うほどに、歌詞に共感ができて、歌声につやが生まれ…………、熱量を込めることができた。

ええ、そうなんです。もう、気が付いてしまいますよね。

この歌は、先ほどのステージは、……あなたに向けて、歌いました。

届き、ましたかね……?

……自分の思いに素直になったから、今日のあのパフォーマンスができたんです。

この恋に気が付かなければ、殻を破ることはできなかった。感謝しています、マネージャーさん。

わたし、……昔からいい子だって言われてきました。手のかからない大人しい子だって。

教室の隅にいて俯いて、なにか困ったことがあったら頼られて……、音楽の授業のときに歌うことだけが癒やしでした。

こんな私ですから、アイドルになりたいって、両親に伝えたとき、とっても驚かれたんですよ。

目立たない私が、そんなことを言い出すなんて、夢にも思ってなかったみたいで……。

……それが、ずっと……、私の夢だったのに。

ですが、両親にもいい顔をされなかった夢を、マネージャーさんは応援してくれた。

私と同じぐらい、……いいえ、私よりも全力で支えてくださった。

なりふり構わず働いて、どんな小さなことも、泥臭いこともいとわずに、頑張ってくださった。

「世界一のアイドルになりたい」

こんな子供みたいな夢を笑わず、「なら、なろう」と即答されたとき、私は涙が出そうになるぐらい嬉しかったんです。

大人なのに、子供の私のために全身全霊を尽くして、アイドルを支えてくれる。

私にとって、あなたこそ輝いていました。誰よりもキラキラしていた。

この芸能界で、あなたが一番眩しくって、……私はあなたに手を伸ばして、今まで歌って踊ってきました。

私がトップアイドルに上り詰めていけばいくほど、マネージャーさんと一緒にいられる時間が増えました。

マネージャーさんが、ほかのどのタレントよりも、私を優先してくれているって知っています。

文字通り、人生の大半を費やしてくれている。

……なのに、……なのに、私は、……もっとを望んでしまった。

私に、マネージャーさんの全てを捧げてほしいんです。

……あなたに出会った少女の頃より、よほど欲深い女になってしまいました。

アイドルとしてだけじゃなく、もう大人になった私を見て、触って、愛して、ほしい。

戸惑ってますね、マネージャーさん。こんなことを急に聞かされて、当然ですよね。

でも、ごめんなさい。返事を待ってあげられないんです。

アイドルとマネージャーの私達には、二人きりになれるタイミングなんて、そうないですから。

ねぇ、お願いします。

マネジャーさん、もう一度 「似合う」って言ってください。

子どもの頃を脱ぎ捨てて、大人になった私も、美しいと笑いかけて。

お世辞でも社交辞令でもなくて、……マネージャーとしてじゃなくて、あなた個人の言葉が聞きたいんです。

こういう私も、嫌いじゃないですよね………?

そして、欲を言うなら……どうか、……すき、だと言ってください。

わたしのマネージャーさん、わたしだけのあなた。

……世界で一番のアイドルになるなら、これぐらい欲張りじゃないといけませんよね。



公開場所


クレジット

◆クレジット例
真己「【男性向けシチュボ】お淑やかな担当アイドルに五年越しの片思いを打ち明けられる【フリー台本】」
pixiv:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22630797


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2025/02/14 小説ビューワー追加
2024/07/24 公開

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